【寺社参詣】#79 久安寺(大阪府池田市/高野山真言宗)~北摂池田 行基創建の花の寺~ Kyuanji Temple
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- Опубликовано: 29 окт 2024
- 神社仏閣巡り「寺社参詣シリーズ」第79回は、大阪平野の北西端に位置する大阪府池田市の、高野山真言宗寺院 大澤山久安寺です。
寺伝によると神亀2(725)年に、聖武天皇の勅願で行基菩薩が開き、後に弘法大師空海が真言密教の道場として中興した安養院がその起源とされています。
保延6(1140)年に安養院は焼失しましたが、薬師如来像と阿弥陀如来像は焼失を免れ、久安元(1145)年に近衛天皇の勅願で中興され、この頃から久安寺と号するようになりました。最盛期には49坊もの子院がありましたが、現在では本坊となっている小坂院のみが残ります。
境内は、国指定重要文化財の楼門が一番南に位置し、初夏には紫陽花が咲き狂う参道を進むと、本坊の小坂院にさしかかります。小坂院の前には具足池があり、池の真ん中に浮かぶ岩の頂上には、小さな修行大師像が安置されています。
拝観受付を抜けると、伽藍が並ぶ場所は少し高くなっていて、壇上伽藍と呼んでおり、北に向かって、左側には西方極楽浄土を意味する阿弥陀如来を本尊とする阿弥陀堂と、西国三十三所各札所本尊を模した観音像を祀る三十三所堂、さらに弘法大師空海を祀る御影堂が、右側には東方瑠璃光浄土を意味する薬師如来を本尊とする薬師堂が配され、正面(やや左)には、本尊・千手観音菩薩を祀る本堂があります。本堂南側には鐘堂が、北側にはバン字池を中心にア字山を含めた庭園「虚空園」が広がります。
境内北方には、霊園が広がっていますが、その霊園の入口には地蔵堂があります。この地蔵堂の本尊・地蔵菩薩は、明治時代末に廃寺となった久安寺別院菩薩寺の本尊を移してきたものです。地蔵堂の近くには、開祖・行基菩薩の銅像があり、境内の一番奥(北端)には、納骨堂である仏塔・舎利殿涅槃堂があります。舎利殿涅槃堂には、像長6.4mの釈迦如来涅槃石像があります。
創建から約1300年という古刹ですが、諸堂が近年に建てられたものが多いためか、整然としていて古さを感じさせない境内です。
久安寺へは、阪急電鉄宝塚線 池田駅からバスが出ていますが、平成29(2017)年に新名神高速道路の高槻Jct.~川西IC間が開通し、箕面とどろみICが出来てからは、アクセスが飛躍的に向上。平成30(2018)年には、新名神高速道路が神戸Jct.まで延伸され、さらにアクセスが良くなりました。
春は牡丹、夏は紫陽花、秋は紅葉、冬は山茶花と、四季を通じて境内は彩りにつつまれ、これを見に来る参拝客が多く居ます。
北摂・池田にある、彩り豊かな古刹、高野山真言宗 大澤山久安寺の動画をご覧下さい。
撮影機材:GoPro HERO 8
【使用BGM】
「6月の森」(甘茶の音楽工房)
amachamusic.ch...
【Webサイト】
久安寺 公式Webサイト
kyuanji.jp/
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